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「走る民族」が毎日長距離を走っても脚を痛めない秘密


2019年4月28日に行なった40分のライブラン、「秘密のスーパーアスリート族とラン」ではタラフマラ族とバーチャルに会いました。メキシコのバランカ・デル・コブレ(Barranca del Cobre)、英語名Copper Canyonと言う峡谷地帯で隠れるように数百年前から外の世界から遮断して暮らしている民族。

案内してくれた謎の白人は「Caballo Blanco」(白馬)。実際に存在した人で、本名はMicah True。Leadville Trail 100と言う有名なウルトラマラソンに出たときタラフマラ族と会って、彼らからもっと学びたいと思い、メキシコに引っ越して峡谷地帯に住むようになったのです。

タラフマラ族と会ったライブランナーたちは子供たちと「ララヒッパリ」(Rarájipari)と言う、伝統的なゲームで競い合いました。このゲームのビデオを見つけたのでシェアします。

女性バージョンはボールではなく、輪を投げるスタイルです。

気になったのは子供達がみんな靴を履いていないことです。

平らではない石だらけの道をサンダルで走っています。クッションゼロ、サポートゼロ。これでは衝撃が脚につたわり怪我をしてしまいますよね。でもタラフマラ族の人たちは毎日長距離を走っているのに脚を痛めない。

なぜ?

サポートのない靴を履いているのに脚を痛めないのではなく、

サポートのない靴を履いているから脚を痛めないのではないか。

このサンダルは「ワラッチ」という、トラックのタイヤで作ったサンダルです。

本「走るために生まれた」で説明しています。裸足だと地面の衝撃が脳に瞬間的にシグナルを送ることで、200万年の進化によってできた人類が持っている自然なスプリングと輪ゴムをうまく使うことができる。

クリストファー・マクドゥーガルははっきりこう言っています。

"Running shoes may be the most destructive force to ever hit the human foot."

「ランニングシューズは人間の足にとっても最も破壊的な存在だ。」

なぜタラフマラ族は雲のように軽く走ることができるのか?

人類が持っている自然なスプリングと輪ゴムを効率よく使えているからです。

一番参考になる映画がこちらなのですが、残念ながら英語で有料です。でもすごくいいドキュメンタリーなのでおすすめです。

「GOSHEN: Places of Refuge for the Running People」

今日のランに使った情報はこちらの本からです。

BORN TO RUN 走るために生まれた  ウルトラランナーVS人類最強の“走る民族”

著] クリストファー・マクドゥーガル [訳] 近藤隆文

今日のコンセプトを僕よりもっとうまく説明しているブログを見つけました。

「英考塾、走り続ける民「ララムリ」 彼らは、なぜ走るのか?」

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