ランニングと酒
- LiveRun
- 2019年6月19日
- 読了時間: 3分

6月18日の5:30~ / 6:30~ からの20分間の『カレンの火曜マルシェ』では、
「ランニングとお酒」についてお話しました!
私が最近考えていた、お酒が強い人は、走るのが速い!?という疑問に
何名かのライブランナーも共感していました!
私の周りには、お酒好きのランナーがたくさんいます。
そして、みんな走るのが速い、タフな人なのです。
まず現代の日本のアルコール消費量は、
日本の歴史の中で、現代ほどアルコールをたくさん飲む時代はない!と言われるほど、
年々増加しているということがあげられます。
【1】お酒の強い人と弱い人の違い
これは実は遺伝子で決まっているのです。
ただ、お酒が強い遺伝子と弱い遺伝子の子だと、活性が高まって強くなることがあるようです。
皆さんのご家族を思い浮かべてみてください。
【2】お酒が好きな人ほど、ランニングができる!?
お酒を飲むと、肝臓に脂肪が溜まっていきます。
ランニングは、肝臓に蓄えられている脂肪やグリコーゲンが先に使われるので、
長丁場のレースだと、そのアルコールで得た脂肪がエネルギーとなって使われます。
簡単にいうと、飲む人ほど、走れば、肝臓値の改善に繋がるということになります。
・・・体育会系はお酒に強い!?
私の勝手なイメージ、ラグビー部や野球部、
体を鍛えている人ほどお酒につよいイメージがあります。
実はそれには科学的根拠がきちんとあります。
まずはアルコール分解のメカニズムについて理解しておきましょう。
アルコールは体内に取り入れられると、最初に胃で20%が吸収され、残りの80%が腸で吸収されます。
その後アルコールは血管に入り、
肝臓に到達するとアルコール脱水素酵素と呼ばれる酵素などの働きによって分解されます。
この過程でアルコールは酢酸という物質へと姿を変え、
さらに筋肉や心臓などで分解され、最後には水と炭酸ガスになり、体外に排出されます。
運動している人はどうしてお酒に強いのか?
厚生労働省のによると、血液中のアルコール濃度は肝臓を通過するとグッと下がることから、
お酒が強いか弱いかの大部分は「肝臓の大きさ」が決めるとしています。
だから女性よりも男性、小柄な人よりも大柄な人の方がお酒が強くなる、というわけなのです。
さらにこの肝臓を通過したアルコールは、身体中に浸透していきます。
このときに鍵を握るのが「筋肉量」。
アルコールは筋肉や心臓でも分解が行われます。
つまり普段運動をして、筋肉量を増やしている人ほどアルコール分解能力が高くなるのです。
肝臓の大きさがお酒への耐性を大きく決定付けるとはいえ、
「体育会系はお酒が強い」ということも間違ってはいないようです。
【まとめ】
遺伝子で違う、お酒の強い、弱い。
そして男女や筋肉量の違いと様々、人それぞれなのです。
ご自身のお酒の適量をしっかりと知り、お酒と付き合っていきましょう!
また、二日酔いには、
肝臓の負担を和らげる「タウリン」、アルコール分解に必要な「タンパク質」、
アルコールを飲むと消費されてしまう「ビタミンB1」を積極的にとるようにしましょう。
これらの栄養素がとれているとだるさも軽減してくれます。
【参考】
https://www.fnn.jp/posts/00402080HDK
https://nlab.itmedia.co.jp/hc/articles/1510/03/news003.html
https://www.sapporoholdings.jp/csr/alcohol/drunkenness.html
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