マイケル・グレガー医学博士への疑問
ライブランは100歳になっても
目黒川沿を自分の足で歩くのがあたりまえな世界を願っています。
その為に健康に関する信頼度の高い最新情報をライブランナーに届けています。
情報源が豊富な情報世界、
最も信用性が高い情報をキュレーションするのもライブランの役割です。
世界には様々なエキスパートがいて、
健康寿命を伸ばすことに便利なリサーチを分析してくれています。
ときには優れたエクスパートでも間違った発言をしてしまうこともあります。
最新リサーチ結果をみて、
自分の考え方を変えることもあります。
これはしょうがないことだと思えます。
最新情報で自分のスタンスを変更することはリスペクトできる勇気のあることです。
問題は、意図的に人をミスリードする情報を発信する行為です。
間違っていると分かっていながら発信していくエクスパート。
「食事のせいで、死なないために」の作者でもあるマイケル・グレガー医学博士の記事、「魚を食べると糖尿病になるリスクが上がる」を読み、彼は意図的に読者に間違った情報を広めていると感じました。
彼がリンクを付けたリサーチを読むと、どう考えてもマイケル・グレガー医学博士がたどり着いた結論にたどり着くと思えないのです。
"Fish intake may increase type 2 diabetes risk by increasing blood sugar levels, as a review of the evidence commissioned by the U.S. government found."
「アメリカ政府が委託したリサーチの結果によりと魚を食べると血糖値が上がることで糖尿病になるリスクが上がる。」
でもこのリサーチ「Effects of omega-3 fatty acids on lipids and glycemic control in type II diabetes and the metabolic syndrome and on inflammatory bowel disease, rheumatoid arthritis, renal disease, systemic lupus erythematosus, and osteoporosis.」を読むと全くそのような結論にたどり着くことがないのです。いかにも信頼度の高いリサーチ結果がグレガー医学博士の発言をサポートしているように書かれているのです。
"If we include Europe, then fish eaters appeared to have a 38% increased risk of diabetes. On a per serving basis, that comes out to be about a 5% increase in risk for every serving of fish one has per week."
「魚を食べる人は糖尿病になるリスクが38%高い。魚を一食食べるごとに5%リスクを高めることになる。」
このリンクにある論文が下のものです。「魚を含む魚介類を食べる人と糖尿病の連携が見つからなかった」とはっきり書いています。
なぜ?
グレガー医学博士の心の中はわからないので想定するしかないのですが、ある目的を進める為に書いたと思えます。人間は食事の為に生き物を殺してはならない。この考え方を広める為だと考えられます。私はアンチ・ベジタリアンではありません。ビーガンの科学者のリサーチも公平に分析しています。でもこのように読者を意図的にミスリードして自分の考え方を広めようとする行為は人々を混乱させるだけだと思います。
彼だけではないのでは?
もちろんこのような行為を行っている作者はたくさんいます。
グレガー医学博士だけを批判するのはどうなのか?
理由は、グレガー医学博士をリスペクトする人はたくさんいて、
彼は多くの人々に健康に関する影響を与えている人だからです。
僕も彼のトークを何度も聞いたことがあります。
彼の本も買いました。
大事なポイントは「間違え」ではないく、意図的に「ミスリーディング」な発言なことです。
今後ライブランではグレガー医学博士の考え方は取り入れないことにします。
ライブラン CEO
高田智之
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